2025年4月28日月曜日

西日暮里散歩

タイニードールリリー(カスタム)
Tiny Doll Lily (customized)

西日暮里公園(道灌山公園)。
以前から前の道を通りながら,小高い丘の上に公園を見かけ,
何となく気になって,行ってみたいなぁと思っていた。

それほど大きな公園ではなく,静か。しかし歴史ある公園だった。
江戸時代から景勝地として知られていたらしく,
園内には広重の絵が掲げられていた。

カッコイイ倉庫?


公園の入り口から真っ直ぐ歩いて行くと,立派な神社があった。
諏訪神社。日暮里・谷中の総鎮守とのことだ。

この神社の一角に,江戸・東京農業の碑があった。
谷中ショウガ。

 諏訪神社周辺(荒川区西日暮里2丁目、5丁目)は、かつて江戸時代からショウガの産地で、農家の人達は豊作の祈願に当社を訪れました。
 ショウガは、保水力のある肥よくな土壌で栽培すると、柔らかく品質の良いものが穫れますが、この環境にぴったりの谷中で穫れるショウガはあまり辛くもなく、クリーム色の地下茎の節に甘みが入り美しく、スジも少なく味噌をつけて食べると、歯ざわりと風味が良く、江戸庶民の好んだ野菜のひとつです。
 収穫時がちょうどお盆の時期にあたるため、商人や職人、谷中の寺社等が、お中元の贈答品に利用したため江戸中の評判になり、ショウガの特産地となりました。
 以来、「谷中」の名はショウガの代名詞となり、今でも粋な符丁として、市場や居酒屋等で呼ばれています。
 明治16年に上野と熊谷の間に鉄道が敷かれて急速に市街化が進み、大正末期には尾久、さらに荒川を渡って埼玉県へとショウガの産地は移って行きました。
   平成9年度JA東京グループ
   農業協同組合法施行五十周年記念事業


農業シリーズの看板,意図せずに増えてきたような。

ビール麦の神社
一富士二鷹三茄子

諏訪神社の鳥居のすぐ前にいい感じの坂道があった。
看板が立っていて,富士見坂と書いてある。
東京で今でも富士山が見える数少ない富士見坂と書かれていたが,
横に小さく,「最近まで見えていた」と書き加えられていた。

もう見えないのかなと看板と坂の向こうを見比べていると,
通りかかったおじいさんが話しかけてきた。
「ビルが建って見えなくなったんだよ」と。
写真に後ろ姿が映っているおじいさん。ありがとう!

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